続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

After years, that vain old goat Alan Brady calls Rob Petrie out of the blue.

(年月が経ったある日、ロブ・ペトリーはあの嫌味で虚栄心の強いアラン・ブレディからの思いがけない電話を受けた。)
 数十年ぶりに特番で復活した米コメディ番組「The Dick Van Dyke Show Revisited」のあらすじより。かつてTVコメディーライターとして活躍していたロブは、隠居生活を楽しんでいた。そこへかつてのボス、アランからの予期せぬ電話が…。

  • "out of the blue"=「思いがけず/出し抜けに/予告なく」。"out of a clear/blue sky" とも言うそうなので、空から突然何かが降ってきたイメージ。"a bolt from the blue" とも。日本では薮から棒が出てくるけど、ボルトって・・・(笑)。
    • Was this money a bolt from the blue or did you know you were going to get it?
    • She phoned me out of the blue.
  • vainは受験の時覚えた "in vain"=「無駄に」しか知らなかったけれど(My effort was in vain.)、ここでは「虚栄心の強い/うぬぼれた」という意味。
    • Their flattery made him vain.
    • Police searched in vain for the missing gunman.
    • Altman swore that his son's death would not be in vain.
    • They waited in vain for a response.
  • 英語では、ヤギを指すgoatは羊のsheepと対比させて、「goat=悪人/sheep=善人」と捉えている模様。これは宗教的な世界観みたい。悪魔の紋章とかも山羊だし(山羊座なので不本意)。で、羊は「迷える小羊」だ。聖書からの表現で"separate the sheep and/from the goats"=「善人と悪人(有能な人と無能な人)を区別する」というものがある。