I don't know why you should be so warm over such a trifle.
(どうしてこんな些細なことにあなたがそんなに熱くなるのかわからないね。)
シャーロック・ホームズ短編「青い紅宝 "the Adventure of the Blue Carbuncle"」より。ピーターソンが偶然拾ったガチョウの胃袋には、盗まれたBlue Carbuncle(青いルビー)が入っていた。そのガチョウの出所を探るホームズは、市場で卸の男にその仕入れ先を聞くが、男は急にカッとして帰れと言い出した。それを聞いたホームズのセリフ。
- warmから受けるイメージは、暖かい、やさしい、よいイメージだったのだけれど、ここでは日本語でいうところの「興奮して熱くなる」を意味していて、ちょっと意外。辞書には「おこりっぽい/短気な」まで書いてある。温度を感じるイメージは日本語とそう変わらないのだろうか?「アツくなる」と言うものね。今までなんとなく、イキナリhotに行くような気がしてた。
- They grew warm over a debate.(彼等は議論して興奮した。)
- trifleは、あのお菓子のトライフルと同じ言葉だけれど、ここでは=trivia。今ではあまり使わない表現みたい。以前ネイティブの人(Scottish)に出したメールに使ったら、古い表現だと言われた。