続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

Break a leg!

(がんばってね!)
 トラベラーズTV提供のyahoo!動画「白人先生のI love English」より。役者がこれから舞台に出るって時に声をかける、決まり文句。「がんばってね!」とか、「幸運を祈るよ!」とかいう感じ。

  • 直訳すると「足を折れ!」でも、転じて「足を折るより悪いことはないよ!→だからそれくらいの勢いで頑張ってね!」というようなことを白人先生は言っていたが、ちょっと調べてみたら実は根拠は諸説があるそう。
  • よく言われているのは、役者が拍手に対して膝を折っておじぎをするのを表したという説。ちょっと驚いたのは、リンカーンを劇場で暗殺した役者・ブースが、現場から逃げる時に足を折って、それでも逃げおおせたから、その運にあやかって、という説。面白いのは、劇場のカーテンをlegsと呼ぶそうで、カーテンコールでそのlegsをbreakできますように、という説。
  • でも実際の所は、ドイツ語で同じようなシチュエーションで使う語「首と足を折れ!」の翻訳が第二次大戦後にアメリカに出回ったというのが有力らしい。で、ドイツ語ではなんでこんなふうに言うのかというと、ドイツ語のこの言葉は、ヘブライ語の「成功と恵みあれ!」という祈りの言葉と発音がそっくりらしいのだ。で、ヘブライ語→ドイツ語→アメリカ語と伝わっていったらしい。うんちく王になれそう(笑)。
  • ちなみに、初演の時に使われることが一番多く(毎日使う場合もある)、役者やミュージシャンの間でよく交わされる会話だとか。