続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

You try my patience.

(戯言は終わりだ。)
 映画「オペラ座の怪人」[The Phantom of the Opera]より。愛するクリスティーヌの恋人ラウルを捕えた怪人は、彼を救いたければ私の元にこいとムチャな要求をクリスティーヌに突き付ける。一通りみなが思いのたけを歌ったあと(笑)、もうそろそろ選べ、といったニュアンスのファントム様のセリフ。映画っていうか、舞台版でもこの歌詞だったけど、舞台版では気にとめなかったこの表現、よく見たらけっこうおもしろかったので。

  • try one's patienceで「〜をイライラさせる」。歌と芝居をともなって、なんとなくニュアンスで受け止めてたけど、確かに忍耐力に対して挑戦されたらイライラするよねえ!「いい加減にしろ!」とかそんな感じかな。「イライラさせる」っていう俗っぽい直訳がファントムの世界っぽくなかったのでちょっと面白いなと思った。tryのあとダイレクトにone's patienceなんだね。私、間違ってtry toとかにしちゃいそう。気をつけよう。
    • He always tries my patience.
    • You are trying my patience.(←キレる直前みたいな感じ)
    • His constant whistling is trying my patience.
    • Some students think it is fun to try their teacher's patience.
  • 作品は、私は、舞台のほうがずっと好きだった。映画版クリスティーヌはかわいかったし、皆様の歌声も素敵だったけれど。ずっと以前ロンドンで見たやつがあまりにすばらしくて自分の中で理想化されすぎてるのもあるのかもだけど。なんつうか、描いたらいかんだろう、そこは!まだかくしておかないと!ってとこまで描きすぎでは?映画。舞台を見ていない人のほうがかえって楽しめるのかな。一緒に行った友人は楽しんでいたし。
  • 1年後あらためて映画館にて観賞したら、最初に見た時よりずっとよかった(字幕は相変わらず気になってしまったけれど)。やはり自分の成長具合によって、ものの見方って変わるのね。(07年追記)