続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

You are obviously many things, not the least of which is repetitious.

(あなたには全く色んな面があるようだが、とりわけクドい所がありますね。)
 ミュージカル映画サウンド・オブ・ミュージック"The Sound of Music"」より。規律に縛られたトラップ家に家庭教師として赴いた修道女見習いのマリア。子供達に遊び着が必要です、と大佐に訴えるが、むげなく断られる。

  • この "you are many things" という言い回しは、BBCラジオのコメディドラマ「Cabin Pressure」で、落ちこぼれ機長のマーティンが、ベテラン副操縦士のダグラスに、自分のことを "Sir" と呼べ!と主張するシチュエーションで、航空会社のCEOであるキャロリンに、"Martin, you are many things but, believe me, you are not 'Sir'"と言われてしまうシーンでも出てきていて、ちょっと気になっていた。「たくさんの面がある、たくさんの顔がある」というような意味。
  • "not (in) the least" に関しては2つ意味があって、真逆の意味になっちゃうから注意なんだけど、least にアクセントが入ると「少しも〜ない(none at all, or not at all)」という意味、not にアクセントが入ると「少なからぬ(だいぶ)」という意味になる。この記事を書いている時点ではスクリプトしか見てなくて音声確認してないんだけれど、文脈的に not にアクセントが入った言い方になっているはず。
  • 「少しも〜ない」の例文はこちら。
    • I tried to convince them, but they weren't the least interested.
    • I'm not in the least afraid of you any more.
    • His voice was alert, not the least bit sleepy.
    • It did not interest me in the least.
    • He didn't enjoy it in the least.
    • That joke was not in the least funny.
    • We weren't in the least tired.
    • I'm not the least worried.
  • 「少なからぬ」という意味で使う時は、"not the least" という成句でなく、「最小の、とても少ない」を意味する "the least" の否定と考える。「最小でない」から「少なからぬ、とても、だいぶ」となる感じ。検索してみた感触だと、"not the least of which" という形で使われるのが多いような気がする。
    • We had many things to consider, not the least of which was the safety of our children. [=the safety of our children was very important]



(VHSも記念版DVDも持ってるんだけど、ブルーレイで買い直しちゃおうかなー。)