続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

By all means.

(もちろんだとも。)
 コナン・ドイルの生み出した名探偵Sherlock Holmes。彼の名前を辞書でひけば「名探偵」という意味で載っているほどの彼の活躍も、すべてはひとえによき友人、Dr. Watson のおかげなのだ。これはなにかを誘われた時のワトソン君の答えとしてよく出てくる表現。

  • "by all means" で、何か頼まれたり、誘われたりした答えとして「もちろんです」という意味。
  • 過去のワトソン君のセリフを探して短編集をぺらぺらとめくっていたら、逆にホームズのセリフに "by no means" を発見。ホームズはよく意地悪くさく(笑)、ワトソンくんに「君はどう思う?」とかふっておいて、返事を聞いては「全然だめ!全然ちがう!」といった答え方をするのだけれど、"by no means" もそういう答えのひとつ。性格悪いんだよ、ホームズは、実は(笑)。
  • 単語からのイメージ。meansは「手段、方法」を表す名詞なので、"by all means" は、すべての手段を使ってでも、何が何でもOKさ!のイメージで、"by no means" はどのような手段を使っても絶対違う!ダメ!ってイメージかな、と思った。"by means of" (〜を用いて、〜によって)といい、meansって受験生泣かせの英単語に感じるけれど、単語ひとつ覚えてあとはイメージづけすると割とつながりやすいかな・・・?と、なぜ自分が受験生の時にひらめかなかったのだろう。
    • 'Can I bring Alan?' 'By all means!'
    • “May I make a suggestion?” “By all means.”
    • It is by no means certain that the game will take place.
    • The outcome is by no means guaranteed.