続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

Slap on a happy grin!

(ニッコリ顔になっておくれよ!)
 ミュージカル「バイ・バイ・バーディ"Bye Bye Birdy"」内の曲「Put on a Happy Face」より。主人公のアルバートが怒っている彼女を笑わせようと歌う歌で、曲そのものも映画・舞台から一人歩きして有名な曲になっている。

  • slap onには、「無造作に身につける/塗る」という意味があるのだけれど、私はもともと知っていた「slap=平手うちする」という意味で今まで歌詞を勘違いをしてとらえていた。
    • She ran upstairs and slapped on some make-up.
    • We could slap some paint on it.
  • 歌詞ではずっと、「イヤな顔は捨て去って、笑顔をみせてよ!」という内容が続く。grin「歯をみせて笑う」という単語を知らなかったので、「happy grinをslapするってことはgrinはhappyを邪魔するようなものなのかな?」と勝手に解釈していた。しかも一文字違いのgrim(険しい、こわばった)という単語があるものだからややこしい。
    • He came into the room with a friendly grin on his face.
    • 'Of course,' he agreed with a wide grin.
  • 皮膚癌率の高いオーストラリアでの日焼け対策スローガンは"Slip Slop Slap"。to "slip" on a shirt(シャツを着て), "slop" on sunscreen(日焼け止めを塗り) and "slap" on a hat(帽子をかぶりなさい)http://www.billingsgazette.com/index.php?id=1&display=rednews/2004/07/28/build/health/45-health-matters.inc
  • ちなみに名詞のslapでは「slap on the wrist=ちょっとした罰」、「slap on the back=祝福・激励」なんて表現もある。前者は手首をペチッとやられる「しっぺ」みたいな感じで、後者は「オメデトー!」って相手の背中をたたくところからだろうね(^^)
    • He only received a slap on the wrist.
    • He gave me a slap on the back when I finished the project.