続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

It's about time!

(遅かったじゃない!)
ディズニー映画「シンデレラ」より。継母と異母姉妹に召使い扱いされるシンデレラ。朝食の用意を異母姉(妹?)のアナスタシアの部屋に運ぶと、こう言われる。
また、時期を同じくして読んでいた、podcast「English Aya Pod」の書籍版『AYAのリアルトークリスニング』の中でも、オニオンリングが冷たいと店に文句をつけて警官を呼んだ女性が逆に警察に逮捕されたという話を聞いて、「(彼女の逮捕は)遅すぎるくらいだ」という意味合いでこの "It's about time" が使われている。

  • "It' about time (=it's high time)"には「もうすでに、もしくはもっと早く起こっていなければいけない時間だ」という意味があって、"It's about time" だけで使うと「そろそろ〜するはずの時間だと思った」→「遅すぎるくらいだ」という意味になる。待ち合わせに遅れてきた友人に対して "It' about time." と言えば「遅いよ〜」とか「やっときた〜」。奥さんの長〜い支度を待っていた夫がつぶやけば「やれやれ、やっとか」。 
    • There's the bus.---It's about time!
  • また、なにかをやめる時など "It's about time" とつぶやけば「そろそろ潮時だよね」のニュアンスに。
  • "It's about time+過去形" の文を使うと、「〜してもいいはず(なのにまだやってない)」の中身が具体的に言える。
    • It's about time you cleaned your room.  
    • It's about time that women's sports were treated the same as men's. 
    • I think it's about time that our country invested in education.  
    • It's about time we went out for shopping.
  • "it's about time to〜"の形でも使えるけれど、ふつうに"it's time to〜"と言うよりも、もっと「本当はもっと早くにするべきことだったんだぞ」というニュアンスが強調されるみたい。aboutの有無だけでこんなに意味合いがかわるのは驚き。