続 今日の英語

はてなダイアリーで地味に続けていた「今日の英語」の続き。日常出会った気になる英語表現を、オンライン辞書の例文などとともにメモしています。

That's going a bit too far, don't you think?

(それってちょっとやりすぎかしら?)
 ディズニー映画「メリーポピンズ(Mary Poppins)」より。飛び込んだ絵の中で歌うナンバー「Supercalifragilisticexpialidocious」の中でのメリーポピンズのセリフ。"Supercalifragilisticexpialidocious" (スーパーカリフラジリスティック-エクスピアリドーシャス)は、何て言ったらいいのかわからない時に使う魔法の言葉。この言葉を使えば、どんな難局も切り抜けられる。でもこの言葉って、逆から言っても効果があるのよ、"docious-ali-expi-istic-fragil-cali-rupus" って感じで…と言ってから「でもやりすぎかしら」とセルフツッコミを入れるメリーポピンズ。

  • "go too far" には、「やりすぎる/度が過ぎる」という意味がある(to do something too extreme/to do more than is acceptable/to behave in a way that upsets or annoys people)。
  • この表現自体はだいぶ昔に覚えていたのに、先日、ちょうどこのフレーズが使えるシチュエーションでぱっと出てこなくてくやしかった。こういうお気に入りのセリフが、反射的に口をついて出てくるようになりたい!
    • One day she will go too far.
    • Some people thought he had gone too far in his criticism of the police.
    • This time you've gone too far!
    • I didn't mind at first, but now you've gone too far.
    • If you go too far, I'll slap you.
    • He's always been quite crude, but this time he's gone too far. ※crude:ぶっきらぼうな、粗野な
    • I never thought she'd go this far.
    • It's all very well having a joke but sometimes you go too far.
  • Supercalifragilisticexpialidocious は大好きな曲で、全部歌えるんだけど、この "docious-ali-expi-istic-fragil-cali-rupus" がいまだに覚えられないんだよなあー。
  • 公開中の映画「ウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr. Banks)」の中で、「メリーポピンズ」作詞作曲のシャーマン兄弟が、"A constable's responsitable."("お巡りさんは信頼できる(=responsible)"の responsible を、韻を踏んだ造語 responsible を使っている)という歌詞を原作者のPLトラバースに披露すると、「responsitable? そんな言葉は存在しません。却下!」と、ダメ出しされるというシーンがあって、トラバース夫人のその反応を見た二人がそっと Supercalifragilisticexpialidocious の譜面を隠すところがとても好き。